人も歩けばなにかにあたる

本当は山行レポートを書く予定ですが、なぜかまずは今秋、東海道五十三次を徒歩で一気に歩いた記録から。

東海道五十三次 徒歩の旅 2日目(戸塚~国府津)

9月23日(火)

漫画喫茶のフラットシートは想像以上に快適で
ソフトクリームも食べ放題。
シャワーも浴びれて
かなりリフレッシュすることができました。
そして、朝7時に出発です。

しかし、足が痛い。

まず、マメのできている場所が痛すぎて
全然スピードが出せません。

f:id:mountaintraveler:20141012224148j:plain

予定より1時間遅れてようやく藤沢に到着。


足が痛すぎて靴下を脱いでみると
マメを処置したところに
さらに新しいマメができており
右足の小指は全体が水疱に包まれている状態です。

f:id:mountaintraveler:20141012224149j:plain

また、気温が28度とこの時期にしては高く
半袖1枚でもかなり暑かったです。

足を引きずるように歩き、平塚をめざします。

f:id:mountaintraveler:20141012224150j:plain

平塚では、かつての同僚が家族連れながらも
歩いていている僕のところに来てくれました。
休憩をかねて1時間ほど久しぶり対面を果たし
リフレッシュして再出発です。

「あれが大磯ロングビーチか!」と横目で見ながら
ひたすら国道1号線を歩きます。
大磯を越えると日も暮れ、
人気もほとんどない真っ暗な道を歩きます。

当初、時速4kmと考えていたペースは
3km以下になっていたと思います。
足が痛すぎて、何度も止まります。
マメももちろん痛いのですが
コンクリートの道を歩くダメージが足裏に溜まり
まるで剣山の上を歩いてるかのような
経験したことのない痛みが走ります。

また、人からもらったUL(ウルトラライト)のザックの
背面長が身体に合わず
うまく腰で荷重を支えられないのもストレスでした。

20時を過ぎたあたりで
「小田原まで10km」という標識が見えました。
時速4kmで歩いても2時間半はかかります。
しかし、もうそのスピードでは歩けていません。
このペースだと小田原に着くのは0時をまわる頃でしょうか。

その時間に着いたとして
明日の出発は何時になるのか。
そして、この痛みが明日なくなるとも全く思えない。
はっきり言って、もう足が前に出ない状況でした。

「もう、これ以上は無理だ」

足を引きずりながら
最も近い国府津駅までなんとか歩き
そこで電車に乗車。

f:id:mountaintraveler:20141012224151j:plain

この旅はたった2日で終わりました。

f:id:mountaintraveler:20141012224147p:plain