東海道五十三次 徒歩の旅 3日目(国府津~三島)1
9月24日(水)
朝、11時。
再び国府津駅に戻りこの旅を再開します。
一度、家には帰ったものの
泊まるところがたまたま家だったということで
連続して歩いているのでよしとします。
ただ、小田原から国府津までのJRでの6分間が
絶望的な長さに思えました。
こんなに歩くのかと…。
足は痛いけど、もう痛みを歩けない言い訳にはできません。
マックで早めの昼ごはんを食べ、カロリー補給。
小田原は目前です。
13時半ごろ、小田原着。
少し雨が降ってきました。
ツェルトをポンチョ代わりにして歩きます。
16時過ぎ、やっと箱根湯本に到着。
ここが箱根宿だと勘違いし
あと4時間歩けば三島だと本気で思っていました。
そして、道を間違え、国道1号線を行き、
引き返して旧東海道を行くという約1時間のロス。
ひたすら坂を登ったのが完全に無駄でした。
18時過ぎの奥湯本の旅館群。
奥湯本の方に行く旧東海道は
車の通りも少なく、街灯が全然ありません。
ヘッドライトをつけての歩行となりました。
「使うことはないだろうけど一応…」と思って持ってきた
ヘッドライトをまさかつけて歩くことになるとは…。
マジで道は真っ暗です。
そして雨が降り続けるなか、ひたすら登ります。
追い抜いて行った車の明かりでやっと道の全景を確認できます。
登山用のレインウエアも長時間の雨にさらされると
どうしても濡れてしまうので
レインウエアの上にツェルトをかぶり
完全防水で歩きます。
箱根の旧東海道は、自然歩道として昔の石畳を復元してあります。
が、真っ暗ななか、この漆黒の森を
雨のなか歩くのは危険すぎるとさすがに自重しました。
この奥に自然歩道があります。
19時過ぎ、集落が現れました。
東海道っぽい案内板を見ると、ここは畑宿でした。
全然箱根の手前だということに愕然としてしまいました。
そして、箱根宿はここから約2時間以上もかかると…。
まだ、ぜんぜん箱根宿じゃなかった…。
休む場所はないので行くしかありません。
つづら折りの坂道をひたすら登ります。
すると、何度も自然歩道の入り口に出くわします。
基本的に危険なので行かない、と決めたわけですが
地図を確認するとその道の方が
少し近道になりそうです。
大丈夫かな…。
時間短縮があまりに魅力的で
とうとう漆黒の闇のなかに足を踏み入れてしまいました。
ちなみに、たんたんと書いていますが、この時も足は超痛いです。