人も歩けばなにかにあたる

本当は山行レポートを書く予定ですが、なぜかまずは今秋、東海道五十三次を徒歩で一気に歩いた記録から。

東海道五十三次 徒歩の旅 3日目(国府津~三島)1

9月24日(水)

朝、11時。
再び国府津駅に戻りこの旅を再開します。f:id:mountaintraveler:20141014113333j:plain


一度、家には帰ったものの
泊まるところがたまたま家だったということで
連続して歩いているのでよしとします。
ただ、小田原から国府津までのJRでの6分間が
絶望的な長さに思えました。
こんなに歩くのかと…。
足は痛いけど、もう痛みを歩けない言い訳にはできません。

f:id:mountaintraveler:20141014113334j:plain

マックで早めの昼ごはんを食べ、カロリー補給。
小田原は目前です。

f:id:mountaintraveler:20141014113335j:plain

13時半ごろ、小田原着。

少し雨が降ってきました。
ツェルトをポンチョ代わりにして歩きます。

f:id:mountaintraveler:20141014113336j:plain

16時過ぎ、やっと箱根湯本に到着。
ここが箱根宿だと勘違いし
あと4時間歩けば三島だと本気で思っていました。

そして、道を間違え、国道1号線を行き、
引き返して旧東海道を行くという約1時間のロス。
ひたすら坂を登ったのが完全に無駄でした。

f:id:mountaintraveler:20141014113337j:plain

18時過ぎの奥湯本の旅館群。

奥湯本の方に行く旧東海道
車の通りも少なく、街灯が全然ありません。
ヘッドライトをつけての歩行となりました。
「使うことはないだろうけど一応…」と思って持ってきた
ヘッドライトをまさかつけて歩くことになるとは…。

マジで道は真っ暗です。
そして雨が降り続けるなか、ひたすら登ります。

f:id:mountaintraveler:20141014113338j:plain

追い抜いて行った車の明かりでやっと道の全景を確認できます。


登山用のレインウエアも長時間の雨にさらされると
どうしても濡れてしまうので
レインウエアの上にツェルトをかぶり
完全防水で歩きます。

 

箱根の旧東海道は、自然歩道として昔の石畳を復元してあります。
が、真っ暗ななか、この漆黒の森を
雨のなか歩くのは危険すぎるとさすがに自重しました。

f:id:mountaintraveler:20141014113339j:plain

この奥に自然歩道があります。

19時過ぎ、集落が現れました。
東海道っぽい案内板を見ると、ここは畑宿でした。
全然箱根の手前だということに愕然としてしまいました。
そして、箱根宿はここから約2時間以上もかかると…。

f:id:mountaintraveler:20141014115715j:plain

まだ、ぜんぜん箱根宿じゃなかった…。

休む場所はないので行くしかありません。
つづら折りの坂道をひたすら登ります。

すると、何度も自然歩道の入り口に出くわします。
基本的に危険なので行かない、と決めたわけですが
地図を確認するとその道の方が
少し近道になりそうです。

大丈夫かな…。
時間短縮があまりに魅力的で
とうとう漆黒の闇のなかに足を踏み入れてしまいました。

ちなみに、たんたんと書いていますが、この時も足は超痛いです。