東海道五十三次徒歩の旅 エピローグ(京都)
10月6日(月)
泊めてくれた友人は朝早くに仕事に出かけ
僕は友人の奥さんに朝食を用意してもらい
10時過ぎに友人宅をお暇した。
本当は日中の高速バスで東京に帰ろうと思っていたのだが
前日からの台風が列島を直撃し
全便運休となってしまったため
夜行バスで帰ることにした。
その分、時間が空いたため
京都観光をすることにした。
東海道五十三次徒歩の旅14日目(水口・三雲~三条大橋)
10月5日(日) 最終日
この日は約束があった。
大阪に住む友人とご飯を食べようということになっていた。
友人には子どももいる。
家族一緒でということになっていたので
約束に遅れるわけには行かなかった。
なので、漫画喫茶を出発したのは
いつもより早い6時。
小雨が降っていた。
この日は台風が来ていて
進路的には台風に向かって歩いてるような感じだった。
途中のコンビニで朝食を買い
本格的に雨への支度をする。
レインウエアの上にツェルトをかぶる。
傘は持たない。
多少蒸れてはしまうが
こうすることで中が雨で濡れることはまずなかった。
箱根越え以来の雨だった。
なので14日間のうち、2日しか雨が降らなかったことになる。
なんて天気に恵まれた旅だったのだろう。
そう思って歩を進めた。
東海道五十三次徒歩の旅13日目(関~水口・三雲)
10月4日(土)
前編集部にいたとき、
「縦走の終わりの方は、旅の終わりを感じて寂しいんだよね」
と副編集長が言っていた。
足の痛みは全く変わらないけれど
だんだんこの旅も終わりが見えてきて
寂寥感を感じていたところで
桑名で宿がないという大変な目にあった。
そこで気がついた。
この旅に寂しさを感じている余裕なぞないということを。
最終日まで、1日約40km、12時間以上は
きっちり歩かなければいけないのだ。
そんな過酷な旅ではあるけれど
ゲストハウスを笑顔で送り出され、
残り2日の旅を楽しむことを決意する。(翌朝のFBより)