東海道五十三次 徒歩の旅 7日目(府中・静岡~掛川)
9月28日(日)
おはようございます。
昨日は静岡市から掛川市まで約47kmの道のりでした。
家(新宿)から妹のいる逗子まで自転車で行った時が約50km。
歩こうとか常軌を逸してますな。
そして昨日は自分史上、最長に歩いた1日でした。
7時半に出発して、宿に着いたのは夜の12時。
休憩含めると16時間半、距離は55kmです。
この旅は、グルメでも歴史探訪でもなく
ただ、ひたすら東海道を歩くことがメインです。
京都まで行くのに
国道1号線をただ進めばいいものを
一応ガイドブックに載っている旧東海道を歩くことにしています。
ただ、そうするとホントに時間をロスするんです。
足も痛いし、行くかどうか葛藤します。
しかし、そんな時にリトルヤブが言うんです。
「旧東海道を歩くって決めたじゃねーか」と。
その結果、山に登ったり
街灯のない集落を2時間近くヘッドライトをつけて歩いたり
もう、わけがわからないよ。
最後は2日目のように足が痛くて痛くて…。
今日も天気がいいですね!
今日は浜松まで!
行ってきます!(翌朝のFBより)
この日は宿の関係上、掛川まで行かなければいけません。
ガイドブックによると約47km。
足が痛いなんて言ってられません。
自分で決めたので、行かねばならないのです。
時速4kmでも休憩なしで10時間半…。
いったい、いつ着くのでしょうか。
ということで、
朝、大浴場でひとっ風呂浴び、7時半に出発。
ミニストップで軽く朝食を済ませ歩きます。
ひたすら1号線を行きます。
丸子宿ではとろろ汁が有名らしいのですが
まだ10時前なのでスルーです。
岡部宿の手前、宇津ノ谷峠では1号線を離れ、旧道を行きます。
この旅は、基本的に旧東海道を歩いているわけです。
ただ、これが本当に自分との戦いなわけで
1号線を進めば早いのに、
遠回りして山道を行かなければいかないわけです。
もともと山が好きなので山道はいいんですが
足が痛いのであまり長い間歩きたくないというのが本音なんですね。
でも、旧道を歩くと決めたから…。
あまり歩く人がいないのか、道に苔が…。
藤枝宿は商店街のなか
ほとんど宿場の面影はありませんでした。
だらしなく寝る猫
島田は元宿場町として、現代風に綺麗に整備されていました。
なぞの川柳大会がおもしろかったです。
悲しき主婦の歌
大井川を越え、金谷宿に入ります。
新金谷駅で道に迷います。
ここは来る必要なかったようです。
時間も6時を過ぎ、あたりは真っ暗です。
そんななか、またも旧道を行くということで
石畳の急坂を登ります。
また、これが森のなかで
真っ暗なのでヘッドライトをつけての歩行です。
石畳が足に痛いし、暗いし、
聞いたことのない虫の鳴き声が
薄気味悪く、鳥肌立ちっぱなしでした。
急ごうにも足は痛いし、暗いし…
アップダウンは続き、いつしか茶畑らしきところを歩いていました。
もうずーっと街灯がありません。
ヘッドランプとiPhone(GPS)を頼りに道を進みます。
現代の東海道を歩くのにハイテク機器は必須です!
日本の道にまだこんなに暗いところがあるんだと
驚くほどです。
たまに民家があってその光が漏れているだけです。
暗闇の中を2時間近く歩いて1号線に出たのは21時ごろ。
すでに、行動時間は14時間近くなっています。
掛川までまだ10km弱あります。
ほとんど車の通らない1号線をただただ歩きます。
22時過ぎ、残り5kmを残して
CoCo壱番屋で夕食を取ります。
元気をつけるためにカツカレー!
しかし、心がホッとしたのか、そこから全然歩けなくなり、
足を引きずりながら残りの5kmを1時間半かけて歩くはめに。
24時直前、ようやく宿である漫画喫茶にたどり着きました。
行動時間は16時間半。
歩行距離55km。
いやはや、ホントに疲れました。
漫画喫茶(コローレ掛川) ¥2608
水・食費 ¥2607
合計 ¥5215